ODAでアニメの続き

アニメ愛好家がアニメに嫌悪感を感じないように、ハリウッド映画見に行く人がハリウッド映画に嫌悪感を感じないどころか好感を持つように、あるいは小説好きな人が小説に嫌悪感を感じないように(いろいろジャンルはありますが)、その世界の内側に入ってしまえばその世界に嫌悪感を感じにくくなるのではないかと思います。
「ハリウッド映画なんか決まりきったフォーマットで…」とか「ヒット小説なんて内容よりもマーケティング…」とかいう印象から「それ、気持わるいよ」と言うのは簡単だし、いい小説があるようにいいアニメもありますし、酷い映画があるように酷いアニメもあります。ただそんだけの話だと思います。アニメなんて表現技法の一つに過ぎず、そこに表現されているテーマとは別ものです。(ただテーマによって向いてる表現技法とかはあるのは確かですので、テーマと表現技法の関係が直交しているとは思いません)
日本アニメの他国のアニメに対する優位性ってよくわかりませんが、「娯楽性を強く意識した範囲内でのテーマの多様性」かなぁという気がします。だったら、恣意的にしぼり込む事なく、色々なアニメを輸出して欲しいと思うところです。(極端な殺那主義とかはともかく) 少なくともこの社会に於いては娯楽性にピュアな罪悪を感じなくてもいいと思います。