電脳コイル

どうも電脳コイルを評価する際に「暗号が魔法になったのが気に入らない」という意見を伺って、何となく感じてた事がありました。
あのドラマでの暗号ってのはプログラム(コード)の一種で、暗号屋ってのはプログラミング能力を持つ人なのかなと。
で、あれが魔法に見える、というか魔法として表現されているってのは、プログラミングをしないコンピュータユーザから見たプログラマーが魔法のように見える(のかどうか実はよくわかんないけど)のを表現してるんでないかなと。もしくは高級言語(のみ)プログラマーから見たバイナリアンとか。一見模様にしか見えない「魔法陣」とか「魔法の言葉」が実はファイルフォーマットの定義とかブートローダとかの類いに対応してるとか、そんな感じ。
そう見ると、「魔法」をただ単に「超科学的、もしくはロストテクノロジーとか異世界の技術もしくは訳のわからないもの」として表現されていたこれまでのアニメとは異なり「暗号:ちゃんと意味はあるけど、多くの人にとっては仕組みがわからないコワいもの」として表現されているんでないかと。
魔法をそういった理性的に扱えているのは個人的には痛快なんですけどねぇ。